【博物館】みづちとか蛙とか蛇とかの土器!(井戸尻考古館)

縄文スタンプラリーを埋めるために長野県富士見町にある井戸尻考古館にやってきました!
建物自体は小さくてこじんまりしていたけど、展示されている土器は蛙文や蛇文やみづち文など、独特の文様の土器が多くて見た目も面白く、展示の解説もいろいろな国や地域に伝わっている伝承や文化を交えた解説でなかなか見ごたえのある展示でした。
みづち文の土器

井戸尻文化を代表する土器のひとつ「みづち文の土器」。
描かれている文様は正体の知れない謎の動物なんだけど、形から推察するに山椒魚とか魚類とか龍属とか、そうした要素が混合した創造的な水棲動物と考えられているらしい。なので、古語で「みづち」と仮称されているんだと。

実際、見た目的にもなんか水の中で暮らしていそうなにょろにょろっとした感じの姿。結構独特の文様なのでなかなか面白い。みづち文の深鉢についての考察は展示パネルに書いてあるので、実際に行ったときに読んでみるといいと思う。意味不明だけどw
蛙文・半人半蛙文の土器

井戸尻の土器といえば、有名なのが「蛙文の土器」や「半人半蛙文の土器」。
半人半蛙像は文字通り「人とカエルの中間的なもの」で、井戸尻ではこれらに類する文様はきわめて豊富で土器図像の基本をなしているんだとか。蛙に関する最も古くて伝統的な観念は、古代中国に見いだされ、紀元前後を遡る漢代の文物において月と蛙、また月と水に関する観念の存在したことが知られているらしい。


両手両足を広げた解剖前の蛙みたいな文様が面白い。指先が三つに分かれているのも蛙っぽいね。
蛇文の土器

頭を大きな三角形につくったものが多く、その形からマムシがモデルと考えられている。典型的な蛇の図像は二通りあり、ひとつは、とぐろを巻くように胴体を丸めた蛇。それが環状の文様を巻く場合もあり、たいてい、右巻きに頭部が開放する。実際、マムシも同じ向きにとぐろを巻くという。

もうひとつは、土器の縁に設けられた環状の造形を巻くように、あるいはそれを吞み込んだようにして鎌首をもたげる蛇。胴体は長く垂れさがって、尾は鉤型に曲がっている。
双眼を戴く土器

一対の円環を左右から立体的に合わせた造形は、異様に大きな眼と考えられていて、それが神像の眼と同様であり、裏側のつくりも神像の後頭部と合致することから、この造形は神像の頭に由来するものと考察されている。


博物館の解説によると、いろいろな神話に結び付けて解説されていたけど、あくまで想像だし、解説を読んでいてもいまいち意味が分からなかった。まぁ、縄文土器の文様なんて何か理由が文字として残っているわけでもないし、その文様に似たような事例から後付けで想像するしかないんだろうな。
井戸尻エリアの土偶

井戸尻つっちーずのリーダー格(自称)らしい。頭上にとぐろを巻いた蛇のような造形があるのが特徴。この時代の人面深鉢の中には頭上に蛇を巻いた作が見られるが、土偶で頭上に蛇の造形があるのはこれのみ。

なかなかの美品!土偶自体のかわいらしい形の土偶なんだけど、体に描かれている文様がまた素晴らしい。

地元の小学生がつけたあだ名は「はぁちゃん」。顔がハートだからはぁちゃん♡

真ん丸な目が特徴的な土偶。ニックネームは「あらたん」。なんであらたんなのかは不明。

嘆きの土偶。多分顔が嘆いているように見えるからそういう名前になったんだと思われる。ニックネームは「などちゃん」。

頭の上に大きな耳がある。なんとなく熊っぽい!ニックネームは「お~ちゃん」。
人面深鉢


あと土偶じゃないけど「人面深鉢」。書いてある解説が結構物騒で笑った。
井戸尻考古館の前

井戸尻考古館の駐車場というか入り口付近には、縄文人たちが使っていた石の原石が置いてある。いろいろな博物館があるけど、原石の実物が並べられている博物館はなかなかないので非常に良かった。



黒曜石、チャート、蛇紋岩などなど、昔いろいろな道具に使われていた石の原石が並んでる。14種類くらい並んでいたかな?

黒曜石の岩の上に蛙がいた。蛙の土器をたくさん見た後なので、なんか繋がりがあって面白かった。
