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【博物館】柏市郷土歴史資料室の常設展(柏市郷土歴史資料室)

 2026/02/21 博物館 この記事は約 6 分で読めます。 2 Views

 

 

柏市郷土歴史資料室に行ってきました。

この日は「出山遺跡発掘調査速報展」というのがやっていたのでサクッと訪問。今回の記事では、企画展ではなく常設展の展示物をご紹介。

 

 

柏市郷土歴史資料室の常設展

 

 

柏市郷土歴史資料室は、町の資料館といった感じのこじんまりとした施設。大々的な博物館ではないかな。

 

【展示されている旧石器時代の遺物】

 

上の写真は旧石器時代に使われていた石器類。石器類って細かいのがいっぱいある

 

 

上の写真は、それぞれの石器の用途。旧石器時代の石器をはじめ、石器の展示はよくあるけど、ちゃんと使用方法まで書いてある博物館は結構少ないから、勉強になった。

 

 

【展示されている縄文時代の遺物】

 

お馴染みの石鏃や尖頭器。何度見てもこんなもので大型の動物を狩っていたっていうのが驚き。まぁ縄文時代は長いし、旧石器時代に比べて温暖だから、中型や小型の動物の狩りが中心の時もあっただろうけど、でも石で動物を狩るというのが信じられない。

 

 

こちらは生活の道具。木の実を潰したり、木を切ったりするやつ。石皿と磨石が意外に木の実を潰せて面白かったりする。

 

 

そして縄文時代の名前の由来にもなっている縄文土器。使いやすさよりも形に特徴があるのが縄文土器の面白いところ。

 

 

縄文時代の装身具。人間はこの頃から既に着飾るのが好き。繁殖のためのアピールとかで着飾る動物はいるけど、人間以外に文字通りに着飾っている生き物ってあまりいないよね。

 

 

最後は縄文土器と並ぶ二大巨頭の土偶。土偶はバリエーションが豊富だからファンも多い遺物。見た目もかわいいし。あと土偶ではないけど、土版というのもあったりする。土版もよくできたものは土偶に劣らない逸品だったりする。写真のやつはあまりすごくないけどw

 

 

【展示されている弥生時代の遺物】

 

弥生土器は縄文土器と比べるとシンプル・イズ・ベスト。

これは個人的な考えだけど、稲作が中心になった結果、縄文時代と比べると土器を手に取って使う機会が増えたんじゃないかな?それで派手な装飾が土器についていると「この装飾が邪魔や!っていう機会が多くなったのではないか?」と思っている。

あとは精神性の変化?食料を自分たちで栽培するようになって、何かこうスピリチュアル的な考えみたいなものが現実的な方向へと変化したのではないか?とか勝手に思っている。知らんけど。

 

 

こちらはアメリカ式石鏃。

アメリカ式石鏃は弥生時代後期の東北地方で主に分布していて、アメリカの先住民が使った鏃(やじり)に形が似ていたことから名づけられたらしい。ただし、アメリカの先住民と直接の関係はないのだそう。基部に近い両側のえぐりは矢柄を装着するための工夫と考えられている。

見た目もかっこいいけど、この石鏃の素材は何なんだ?透き通っているし、素材が気になった。

 

 

【展示されている古墳時代の遺物】

 

古墳時代は、古墳(お墓)が中心の時代だから、博物館の展示物は、副葬品とか埴輪とか祭祀にまつわる遺物が多い気がする。上の写真なんかは、祭祀関連遺物の代名詞・銅鏡。当時の人からすると、ピカピカの銅鏡に自分の姿が映るってだけでも、マジカルな感じだったに違いない。

 

 

で、そんなマジカルな品だから、それを模した土製の鏡なんかも作られていたりする。銅鏡に憧れた人たちが作ったのだろうか?姿も映らないのにね。

 

 

上の写真の品々は副葬品や装飾品。古墳の場合、基本的に剣が副葬品として出てくる場合は男性の墓。腕輪などのアクセサリーが副葬品として出てくる場合は女性の墓であることが多いらしい。

 

 

古墳時代の土器。弥生時代から更に実用性がアップしている気がする。模様もついていないものが多いしね。あと、高坏が多いのもポイント。

 

 

あと忘れちゃいけないのが埴輪。人や鳥の埴輪はよく見るけど、魚の埴輪は結構珍しい。

 

 

【展示されている奈良時代の遺物】

 

土器の進化が著しいね。上記の写真はいいものだろうけど、現在の壺と言われても素人には分からないレベル。

 

 

何より仏教と文字の登場が大きい。仏教と文字の登場で文字を書くための道具や文字が書かれた遺物などが出てくるようになった。上の写真は、文字や図が描かれた墨書土器と燈明皿。

 

 

庶民の住居は相変わらずの竪穴住居だけど、お寺や身分の高い人の住居などは、瓦を使った建物だったんだろうね。

 

 

奈良時代は、窯業・鉄鋼業などは「お寺を中心として経営されていた」って聞いたことがある。文字の読み書きができる知識人が集まるから、当時の最先端の技術もお寺とかに集まりやすかったんだろうね。

 

 

【展示されている鎌倉・安土桃山時代の遺物】

 

鎌倉・安土桃山時代になって来ると、考古学というよりは歴史という感じがしてくる。武士の時代!

 

 

【展示されている江戸時代の遺物】

 

江戸時代は遺物の展示はなくて、パネル展示のみ。

 

 

因みに、パネルによると柏エリアは江戸幕府御用達の馬の育成地だったらしい。

 

 

きつね山古墳群の展示品

 

 

きつね山古墳群のコーナーがあった。展示されている品々は、まさに逸品。

 

 

【銀象嵌銘大刀(ぎんぞうがんめいたち)】

 

出土した太刀と小刀。太刀は6つの透かしのある鍔の縁に直線で描いた区画とC字形の文様を組み合わせた模様の銀象嵌(ぎんぞうがん)が施される珍しいもので「銀象嵌銘大刀(ぎんぞうがんめいたち)」と呼ばれているらしい。

 

【メノウ製の勾玉】

 

きつね山古墳群から出土したメノウの勾玉。かなりの美品。

 

とまぁ常設展はこんな感じ。柏エリアの時代の変化がよくわかる展示だったかな?とりあえず、展示品が少ないので、じっくりパネルを読みながら学べるのが良かった。

 

 

 

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