1. TOP
  2. 博物館
  3. 【博物館】黒曜石を使っていろいろ作れる博物館!(黒曜石体験ミュージアム)

【博物館】黒曜石を使っていろいろ作れる博物館!(黒曜石体験ミュージアム)

 2026/09/20 博物館 この記事は約 6 分で読めます。

 

 

縄文スタンプラリーの続きで「黒曜石体験ミュージアム」にやってきました!

黒曜石体験ミュージアムは、長野県の霧ヶ峰高原東北端に位置する、国史跡・星糞峠黒曜石原産地遺跡の麓にある体験型博物館で、発掘調査の最新の調査成果を、実際の石器・アニメーション・模型などから分かりやすく知ることができるだけではなく、石器づくりなどを実際に体験することができる博物館です。

文字通り、黒曜石に特化した博物館で大小さまざまな黒曜石が置いてあって、石好きにはたまらない博物館。名前の由来は、星のようにキラキラと輝く美しい黒耀石。その黒曜石が星屑のように積もった鷹山の原産地を、いつの頃からか、人々が星糞峠と呼ぶようになったのが由来。

 

 

博物館の入り口回り

 

 

入り口わきにあいさつ代わりのデカ黒曜石。これだけあったら、かなりの数の石鏃を作れそうだけど、持ち運ぶのが大変そう。運ぶ際には割って小さくして運んだんだろうね。

 

 

黒曜石体験ミュージアムという名前だけあって、黒曜石や動物の骨などを使った様々な体験がメインなんだけど、今回はこのあと遺跡の方に山を登るので時間がないということでパス。またここに来る口実を残しておいたw

 

 

黒曜石を磨けあげて作った置物。基本的に槍先や矢じりのような武器。肉などを切るためのナイフとして使われているイメージの黒曜石だけど、現代では置物やアクセサリーとして売っていることが多い。

分かりやすくキラキラして黒くてきれいだから、アクササリーでも映えるよね。ガラスみたいなものだし。

 

 

黒曜石のお土産

 

 

黒曜石体験ミュージアムの中はこんな感じ。左側が博物館への入場と黒曜石加工体験の受付。右側は星糞峠黒曜石原産地遺跡へのトレッキングの申込所になっている

 

 

お土産は黒曜石や黒曜石のアクセサリーがズラリ。あとは書籍とか。今回はあえて黒曜石は買わず、図録と野帳だけにしておいた。多分また行くし。因みに黒曜石の原石はメキシコ産のがほとんど。星糞峠産のはあまり売っていなかった。原産地なのに海外産。星糞峠産は温存しているのかな?

 

黒曜石の魔除け・パワーストーンとしての主な効果

• 邪気払い・魔除け: 強い守護力があり、ネガティブなエネルギーや悪意、人間関係のトラブルから持ち主を守るとされています。

• 真実を見抜く力(真実の鏡): 持ち主の内面を映し出し、自分自身と向き合う助けや、未来を見通す洞察力を高めるといわれます。

• 精神の安定・グラウンディング: 不安や憂うつを鎮め、感情のバランスを保ち、決断力や行動力を高めます。

 

 

黒耀石の展示解説

 

 

縄文人たちは、直径3m・深さ3mほどの採掘をしていたらしく、掘り出された土が穴の周りに土手のように積み上げられ、現在採掘跡はクレーターのようなくぼみの地形となって見ることがきます。

それを何度も繰り返しながら、徐々に山の上の方へと採掘を繰り返しながら、上がっていったとのこと。

 

黒曜石の誕生

 

 

星糞峠の黒曜石は今から約87万年前に起こった和田峠の噴火で形成され、その後の火砕流によってできたと考えられています。

その後、約80万年前に大きな地殻変動によって、現在の深い谷や川が形成され、虫倉山から土砂ととともに黒曜石が下を流れる鷹山川に崩れ落ちてきたとのこと。

そして、今から約3万年前に旧石器人が鷹山川に黒曜石を拾いにきて、川沿いに広がる大地にムラをつくり、拾い集めた黒曜石で石器を作ったり狩りをしたりして生活を始めます。黒曜石の原石や石器は遠くのムラに持ち運ばれて行きました。

約1万年前~3500年前には、気候が温かくなり、森が徐々に発達してくると土砂崩れも少なくなり、川の近くでは黒曜石が拾いにくくなりました。その結果、縄文人たちは山に登って、黒曜石を掘り出すようになります。掘り出された黒曜石は鷹山から持ち出され、それぞれのムラへと運ばれて行きました。

 

黒曜石の採掘の様子

 

 

当時から地層の概念がったかどうかは知らないけど、黒曜石の層で横に掘っているところを考えると、どの土の層に黒曜石が含まれているかは知っていた感じよね。

 

 

ただやみくもに掘っていたのではなく、きちんと一カ所ずつ掘っては、区画を変えて掘って、時には穴が崩れないように支えなどをつけながら掘っていたというのが凄い。現代人と変わらないね。

 

採掘されていた黒曜石

 

 

流石に黒曜石の原産地ともなると、黒曜石の塊のデカさが違う。先日、和田峠で拾った黒曜石とは比べ物にならない大きさ。

 

 

こんな感じの黒曜石を掘り出して、大きくて運びづらい原石は割って運びやすい大きさにして、自分たちのムラや各地域へと産出していたとのこと。苦労して掘った石を他の地域に分け与えていたというのが凄いね。

 

黒曜石の製品

 

 

掘り出した黒曜石で作った製品。黒曜石は天然ガラスと言われるほどガラス質だから、殺傷能力が高い。

 

 

それにしてもキレイに割るよなぁ。。。

石の割れる方向とか力の入れ具合とか、いろいろ熟知していないと結構難しい。職人の世界といっても過言じゃないレベル。

 

黒曜石の石器の作り方(旧石器時代)

 

 

石器にも土器と同じように型式があるのが面白い。紹介されていたのは「男女倉型石器」の作り方。解説によると削るというよりは、うろこ状に打ち砕いて尖らせていった感じ?なんかイメージできないけど、叩いて砕く角度とか難しそう。

 

 

こればかりは実際にやってみないと分からないね。大きな黒曜石が手に入ればいいんだけど。

 

黒曜石の採掘で使っていた道具

 

 

縄文人たちが黒曜石の採掘の際に使っていた道具。

こんな木の棒で地面を何メートルもほじくり返していたのが凄すぎる。3Kもいいところだろう。他にも鹿の角や持ち運び用にカゴなどの使っていたらしい。

 

ということで、黒曜石体験ミュージアムでした!

 

 

 

関連記事

  • 【博物館】スタンプラリーで宮城遠征!蔵王町編!(ふるさと文化会館ございんホール)

  • 【博物館】遺跡庭園「縄文の村」をお散歩!(東京都埋蔵文化財センター)

  • 【博物館】國學院大學博物館にふらっと行ってみた!(國學院大學博物館)

  • 【博物館】風土紀の丘資料館の常設展示(房総の村)

  • 【博物館】窖窯を見学しよう!「窯の記憶」(愛知県陶磁美術館)

  • 【博物館】相模原市立博物館の常設展示ー歴史編ー(相模原市立博物館)