【博物館】博物館の日なので埴輪を見に行ってみた!(芝山町立芝山古墳・はにわ博物館)

今日は博物館の日、拝観料が無料になるということで、かねてから興味のあった「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」に行ってきました。
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芝山町立芝山古墳・はにわ博物館

芝山町立芝山古墳・はにわ博物館は、下総台地一帯に作られた古墳時代後期の埴輪を、当時の古墳文化と共に紹介する博物館。コンセプトは「わかりやすく、かつ楽しく、現代からみた古墳時代を」で。
3つに分けられた展示室のうち、第1展示室は、主に古墳と埴輪について学ぶエリア。県内各地の古墳から出土した数々の埴輪や副葬品が展示されています。第2展示室は古墳時代の生活や技術が学べるエリア。当時のファッションや住居の様子が再現されています。第3展示室は旧石器時代、縄文時代、弥生時代や奈良・平安時代、中世など、古墳時代以外の遺跡から出土した遺物が展示されているエリアです。
入口受付には、芝山町周辺の古墳から出土した埴輪をモチーフにしたレプリカなど、さまざまなミュージアムグッズも販売されています。レプリカの埴輪はちょっと高いけど、造りも精巧でインテリアにも最適。ちょっとおすすめです。
鮭の埴輪

個人的に目が引かれた展示品「鮭の埴輪」。鮭の埴輪があるってことは、古墳時代は千葉県にもサケが遡上してきていたってこと?いや、まさかねぇ。でも、サケが登ってこないことには埴輪を作られるわけがないから、登ってきていたことになるのか、或いはサケではなく別の魚か?
ってことで調べてみたところ、今でも山武郡横芝光町と香取市を流れる栗山川で、サケの捕獲と人工授精・稚魚放流が公式に行われているらしい。利根川水系でもかつては多くのサケの遡上が確認されていたが、近年は環境や水温の影響により減少傾向にあるのだそう。
栗山川は、太平洋側で鮭が自然に遡上して回帰する「南限」の川になっているのだとか。千葉でもサケが遡上してくるのか、おらぁ、びっくらこいただ。
殿塚古墳・姫塚古墳の埴輪群像
殿塚古墳と姫塚古墳から出土した埴輪の一部が国の重要文化財に指定されたらしい。ということで、常設展示ながら立派な埴輪の数々がありました。
ポイントとして、特に姫塚古墳の埴輪群像の並びが状態が良く残っていたので、かなりの価値があるのだそう。
【姫塚古墳の埴輪群像】



博物館に並んでいる遺物を見ると、遺物そのものも重要ではあるんだけど、どの場所からどういう状供養で出土したかも大事なポイントなんよね。ここにある埴輪の場合、埴輪の並び順も保存状態が良かったので、重要文化財に選定されたらしい。



それにしてもどうして埴輪って、みんな目がイッっちゃているんだろう。おもろい!
山武型埴輪と下総型埴輪

6世紀後半の古墳時代後期の千葉県で発展した人物埴輪が「下総型埴輪」と「山武型埴輪」で、芝山町辺りでは両方のスタイルが流通していたらしい。まぁ、地域的に中間くらいだしね。
山武型埴輪(さんぶがたはにわ)の特徴

エリア
千葉県東部の九十九里平野周辺(山武地域)を中心に分布する埴輪。
写実性と細やかさ
全身像が多く、衣服のひだ、装身具(ネックレスや耳飾りなど)、指先まで非常に細かく丁寧に作り込まれている。
豊かな表情
目や鼻、口などの表現が立体的で、穏やかで優しい表情をしているものが多く見られます。
代表的な出土例
写実的な武人や馬を引く人物などがあり、横芝光町の殿塚古墳・姫塚古墳から出土したものが国の重要文化財に指定されている。
下総型埴輪(しもうさがたはにわ)の特徴

エリア
印旛沼・手賀沼・利根川流域など、旧下総国(千葉県北部から茨城県南部)を中心に出土する埴輪。
簡略化と合理性
半身像が多く、目や口は細い線状にくり抜かれ、鼻や腕は粘土の棒をそのまま貼り付けただけのような非常にシンプルな作りが特徴的。
規格化された量産性
人物を簡略化しただけでなく、円筒埴輪も「底径:口径:高さを1:2:4 の比率にする」という厳密な規格を設け、手軽にたくさん作れるような工夫がなされていた。
代表的な出土例
芝山町にある山田・宝馬古墳群などから出土しており、簡素でありながら力強い表情を持っています。
古墳時代の衣装

芝山千代田といえば、毎年行われている「はにわ祭り」が有名。古墳時代の人々の姿を再現して、公園を中心にねり歩くお祭り。実際にこんな衣装を着ていたのかは分からないけれど、埴輪が着ている衣装などから再現したものなので信ぴょう性は高いと思われる。


写真を見たところ、素材も古墳時代のモノを使っているっぽいし、こんな感じの衣装を着ていたんだろうね。



はにわ博物館なので、埴輪の展示がメインだけど、古墳時代のアクセサリーとか副葬品とかの展示もある。これらも当時の人たちの服装を考察する貴重な資料だよね。

そう考えると、実際の服やそれらの絵などが残っているわけではないけど、埴輪の服装や副葬品などの遺物から、服装は案外想像できるのも頷ける気がします。
古墳時代以外の展示物

旧石器時代から縄文時代、弥生時代から奈良平安時代と埴輪以外の展示品もちらほら、あまり多くはないけど、芝山町を中心としたエリアの遺物の展示があります。

今回は埴輪がメインなので多くは載せないけど、墨書土器なんかも結構出ているみたい。なんやかんや千葉って、識字率が高かったみたいだし、当時は最先端のエリアだったんだよね。

最後に戦利品、購入した馬子の埴輪(2300円)ですw
