【講演会&報告会】掘る女上映会&トークショー(四街道市文化センター)
四街道市文化センターで開催された、掘る女上映会&トークショー行ってきました。
掘る女は、遺跡の発掘調査員や補助員にスポットを当てた、遺跡発掘ドキュメンタリー映画。
掘る女で登場した縄文遺跡

映画の中で紹介されていた、合掌土偶発掘の際のエピソードが面白かった。
1989年に、青森県八戸市の風張1遺跡で、新米の作業員として働いていた女性2人が、身体、左足をそれぞれ発見した。最初に発見されたのは身体部分、作業をしていた時にコツっと手応えが、よく見てみるとヤバそうな土偶。
合唱した姿で横たわって出てきたんだけど、左足が欠損していて、足を探すことに、その後、同じ遺構(住居)の壁面から、欠損していた左足部分が出てきて、ほぼ完形に。20年後の2009年に5体ある国宝土偶の1体に指定された。
合掌している姿から、合掌土偶と呼ばれているが、実際に合掌しているかどうかは不明、体育座りした足の奥には女性器も作られていて、そのことから座って出産する座産を表現しているとも言われている。
星糞峠黒曜石原産地遺跡

長野県小県郡長和町大門鷹山
霧ケ峰高原の一画に黒曜石の方言とされる「星糞」の名がつく峠がある。地元ではキラキラ輝く星のかけらが降り積もっていると言い伝えられてきたが、その正体は縄文人が黒曜石を採掘していた鉱山跡に残された黒曜石の割くずであった。史跡公園として一般に公開されている遺跡では、静かな森の中に縄文人が黒曜石を採掘していた痕跡を地表面から観察することができる。2021年には、地下の様子を公開する野外展示施設がオープンし、厚さ5mの地層から発見された7000年前と3500年前の採掘の様子を間近に見ることができる。
北玉川遺跡

岩手県九戸郡洋野町種市第14地割字北玉川地内
東日本大震災の復興のため、宮城県仙台市と青森県八戸市を結ぶ高速道路「三陸沿岸道路」が建設された。その359kmのルートの中、洋野町を通る道路工事エリアで行われた緊急発掘調査で調査された遺跡。調査の結果、縄文時代後期前葉の集落、縄文時代前期、後期の狩場などがあったことが分かった。現在は側道になっている。
中根八幡遺跡

栃木県栃木市藤岡町中根330 中根八幡神社境内
中根八幡遺跡は湧水点の周辺に展開する縄文時代後・晩期の遺跡です。2016年度から継続して実施されています。調査を行っているのは主に國學院大學と奈良大学の学生たち、夏休みを利用して行動で調査を行っているらしい。これまでに耳飾や土偶、大型の埋甕が見つかっている。
一王寺遺跡

青森県八戸市大字是川字
大正15年(1926年)に最初の発掘調査が行われ、昭和32年(1957年)には、堀田遺跡・中居遺跡と合わせた3遺跡で、国の史跡「是川石器時代遺跡」に指定された。これまで断続的に学術調査が行われているが、東京ドーム7個分の広大な遺跡のため、調査されたのは、全体の3%ほど、国内最古級の土面が出土したことで注目を集めている。
稲荷木遺跡

神奈川県秦野市戸川1196-1
2016年8月から発掘調査がはじめられたが、想像を超える遺物が出土して、調査が延長され続けた。遺跡からは、土器や石で作られた道具、土偶や装飾品などの様々な種類のものが数多く出土した。特徴の一つとして、多くの敷石住居や大量の石が見つかっている。因みに、遺跡自体の調査は2021年4月に終了している
掘る女トークショー
最後に映画の主演のひとり、大竹幸恵さんのトークショー。
話の中で出てきた「長野県の縄文人は優しい人だったんだよ」という話が、とても印象に残った。子供が言い出した話らしいけど良い話だった。
